不動産売却の査定は3社以上で比較する3つの理由

1社の査定だけで媒介契約を決めると相場感を見誤ります。査定3社比較・机上査定と訪問査定の使い分け・査定額の正しい読み方を実務目線で解説します。

「家を売ろう」と決めたとき、最初の関門が査定です。1社だけの査定で媒介契約を進めてしまうと、相場感を誤った状態で売却活動が始まります。3社以上の査定比較は、不動産売却の鉄則です。

1社査定が危険な3つの理由

1. 高すぎる査定で長期化する

媒介契約獲得のために相場より高めの査定を出す業者があります。いざ売り出すと反響がなく、3か月後に値下げ→さらに3か月後に再値下げ……と長期化し、結局相場以下で売ることになります。

2. 安すぎる査定で機会損失

逆に「早く回したい」「自社の買取に流したい」業者は、相場より低めの査定を出します。1社だけ見ていると気付きません。

3. 戦略の差が見えない

3社の査定書を並べると、「どの取引事例を採用しているか」「どの強みを評価しているか」「想定売却期間」「広告計画」などの差が浮き彫りになります。比較してこそ各社の戦略が読めます。

査定額の読み方

数字意味
査定価格3か月程度で売却できると業者が見込む価格
売出価格実際に広告に載せる価格(査定の5〜10%上乗せが一般的)
成約価格買主との交渉で決まる最終価格

売却保証ではない点が重要です。査定書の「査定価格」をそのまま信じるのではなく、根拠となる取引事例(国土交通省「不動産取引価格情報」で公開)を必ず確認してください。

推奨フロー

  1. 国交省「不動産取引価格情報検索」で自分でも相場を調べる(無料)
  2. 机上査定3社に依頼(30分程度の作業)
  3. 上位2〜3社に訪問査定を依頼
  4. 査定書を比較し、戦略で媒介契約先を決める(価格だけで選ばない)

まとめ

査定3社比較は時間にして数時間、費用ゼロでできる最大のリスク回避策です。ROCKEDGEでも机上・訪問査定をお受けしています。査定だけのご依頼でも構いません、お問い合わせフォームからどうぞ。

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よくある質問

査定額は売却保証額ですか?
違います。査定額は不動産会社による「売却見込み価格」であり、実際の成約価格を保証するものではありません。市場動向・物件状況・買主の事情で実勢成約価格は変動します。
なぜ査定額に各社で差が出るのですか?
各社が参照する取引事例・査定基準・売却戦略が異なるためです。早期売却を狙う社は控えめ、媒介契約獲得を狙う社は高めに出す傾向があります。
机上査定と訪問査定の違いは?
机上査定は物件情報のみで概算価格を出すもので無料・即日対応が一般的です。訪問査定は実物確認・周辺環境確認の上で詳細価格を出すもので、より精度の高い査定額が出ます。
一括査定サイトを使うべきですか?
短期間で複数社にアプローチできる利点があります。一方で営業電話が集中する負担があるため、信頼できる地元業者を1〜2社、一括査定で1〜2社、合計3〜4社の比較が現場では好まれます。

出典・参考