東京23区の投資用ワンルームの売却相場をエリア別に調べる方法

東京23区(港区・新宿区・豊島区・練馬区・中野区など)の投資用ワンルーム・1LDKマンションの売却相場・査定をエリア別に把握したい方へ。相場が地域で変わる理由と、公的データで自分で調べる手順を中立な立場で解説します(2026年6月時点)。

この記事でわかること

  • 東京23区でワンルーム売却相場がエリアによって変わる理由
  • 都心と周辺区で「価格」と「利回り」の関係が逆になりやすいこと
  • 公的データで自分でエリア別相場を調べる手順
  • 平均相場よりも自分の物件の収益力が重要な理由

「自分のワンルームは、このエリアだといくらで売れるのか」——東京23区は区によって家賃も価格も差があり、平均相場だけでは判断しにくいものです。相場が地域で変わる理由と、自分で調べる手順を中立的に解説します。

なぜエリアで相場が変わるのか

投資用マンションの価格は、主に**収益還元法(年間家賃収入 ÷ 期待利回り)**で評価されます。そのため、

  • 家賃が高いエリアほど価格も高くなる傾向があります(港区・中央区・千代田区・渋谷区などの都心部)
  • 周辺区は家賃水準が下がるぶん、価格も抑えめになりやすい

ただし注意したいのは、**都心は利回りが低め(=価格が高い)、周辺区は利回りが高め(=価格が抑えめ)**になりやすいという関係です。「都心だから売却で有利」とは一概に言えず、買い手が求める利回りとのバランスで価格が決まります。

「価格」と「利回り」は別の指標

エリアを比較するとき、価格の高低だけでなく利回りの高低も合わせて見る必要があります。

エリアの傾向家賃水準価格期待利回り
都心部(港・中央・千代田・渋谷など)高い高い低めになりやすい
周辺区中〜低抑えめ高めになりやすい

投資家は「利回り」を基準に物件を選ぶため、同じエリア内でも賃料が取れる物件かどうかで評価が分かれます。売り時と利回りの関係は売り時と利回りの関係で詳しく解説しています。

公的データでエリア別相場を調べる手順

具体的な金額は時期と物件で変動するため、ここでは自分で最新の相場を調べる手順を示します。最新の一次データに当たるのが最も確実です。

  1. 国土交通省「不動産情報ライブラリ」(旧・土地総合情報システム)で、地域・種類(中古マンション等)を指定し、実際の取引価格を検索します。
  2. レインズ・マーケット・インフォメーションで、成約事例の概況(㎡単価・面積・築年数の分布)を確認します。
  3. 自分の物件の専有面積・築年数・駅距離を、検索した事例と照らして水準感をつかみます。
  4. そのうえで複数の不動産会社に査定を依頼し、データと突き合わせて見込み価格を確認します。

公的データで大枠をつかんでから査定を取ると、提示価格の妥当性を自分で判断しやすくなります(査定の依頼先選びは誰に相談すればいいかも参照)。

周辺区(豊島区・練馬区・中野区・新宿区など)の調べ方

都心3区(港区・中央区・千代田区)以外の周辺区は、家賃水準が都心より抑えめなぶん価格も手頃で、期待利回りが高めに出やすい傾向があります。投資家は利回りを基準に物件を選ぶため、周辺区のワンルームは「利回りの高さ」を示せると買い手が付きやすくなります。

ご自身の物件がある区の相場は、区名を指定して次の手順で確認します。

  1. 不動産情報ライブラリで、豊島区・練馬区・中野区・新宿区・板橋区・杉並区など対象の区と「中古マンション」を指定し、取引価格の事例を抽出する
  2. 専有面積・築年数・最寄り駅で事例を絞り、㎡単価の水準をつかむ
  3. 同じ区内でも駅距離や賃貸需要で価格差が出るため、平均ではなく自分の物件に近い事例を見る

「○○区だから高い/安い」と区の平均で判断するのではなく、その区の中で自分の物件がどの位置にあるかを、事例で確認することが正確です。

平均相場より「自分の物件の収益力」

エリアの平均相場は出発点にすぎません。投資用は収益力が中心の評価になるため、価格交渉で効くのは次の点です。

「このエリアの平均」より、「この物件は貸しやすく収益が安定している」と示せることが、結果的に高く売る近道になります。全体像は投資用ワンルーム・1LDKマンション売却の完全ガイドにまとめています。


エリア別の相場確認はROCKEDGEへ

「うちの区・この駅だと、いくらで売れるのか」——公的データと成約事例をもとにエリアの水準を整理し、お持ちの物件の収益力を踏まえた見込み価格を中立的にお伝えします。1都3県の投資用区分マンションに対応しています。

対応エリア: 東京・埼玉・神奈川・千葉(1都3県)

無料相談はこちら → お問い合わせフォーム

よくある質問

東京23区のワンルーム売却相場はエリアでどのくらい違いますか?
都心部(港区・中央区・千代田区・渋谷区など)と周辺区では、同じ広さ・築年数でも家賃水準と取引価格に差が出ます。投資用マンションは収益還元(家賃 ÷ 期待利回り)で評価されるため、家賃が高いエリアほど価格も高くなる傾向があります。ただし都心は利回りが低め(価格が高い)、周辺区は利回りが高め(価格が抑えめ)になりやすく、一概に都心が有利とは限りません。正確な相場は物件ごとに公的データと査定で確認する必要があります。
自分でエリア別の相場を調べる方法はありますか?
国土交通省の「不動産情報ライブラリ(旧・土地総合情報システム)」で実際の取引価格を地域・種類別に検索できます。また、指定流通機構(レインズ)が運営する「レインズ・マーケット・インフォメーション」では成約事例の概況を確認できます。これらの公的データで大まかな水準をつかんだうえで、複数社の査定で自分の物件の見込み価格を確認するのが確実です。
豊島区・練馬区など周辺区のワンルームは都心より売りにくいですか?
一概に売りにくいとは限りません。豊島区・練馬区・中野区・新宿区などの周辺区は、家賃水準が都心より抑えめなぶん価格も手頃で、期待利回りが高めに出やすい傾向があります。利回りを重視する投資家にとってはむしろ買いやすい価格帯です。重要なのは区の平均ではなく、その物件の賃貸需要(駅距離・築年数・管理状態)と稼働実績です。区別の正確な相場は、国土交通省の不動産情報ライブラリで対象の区を指定して取引事例を確認してください。
相場より高く売るにはエリアのどこを見ればよいですか?
投資用は収益力が中心の評価になるため、(1)賃料が安定して取れる立地か(駅距離・周辺需要)、(2)空室期間が短いか、(3)管理状態が良いか、が価格に効きます。エリアの平均相場そのものより、その物件が「貸しやすく・収益が安定しているか」を示せることが、価格交渉では重要です。

出典・参考

関連記事

投資用マンションを売りたいが誰に相談すればいいか分からない人へ

投資用マンションを売りたいが誰に相談すればいいか分からない人へ

投資用ワンルーム・1LDKマンションを売りたいが、どこに相談すればよいか分からないという方へ。販売会社・仲介会社・買取業者・一括査定など相談先ごとの違…

電話営業で買わされた投資用マンションを手放したい。後悔したときの出口

電話営業で買わされた投資用マンションを手放したい。後悔したときの出口

強引な電話営業(電話勧誘)で投資用ワンルームマンションを買ってしまい後悔している方へ。宅建業法の勧誘ルール、クーリングオフの可否、売却という出口の考え…

一括査定で電話が殺到して困った。投資用マンションを静かに売る方法

一括査定で電話が殺到して困った。投資用マンションを静かに売る方法

不動産の一括査定サイトに投資用ワンルームを登録したら電話が鳴り止まないという方へ。なぜ電話が殺到するのか、止める方法、しつこい営業への対処、電話攻めに…

管理費・修繕積立金が値上がりして収支が悪化。投資用マンションを売るべきか

管理費・修繕積立金が値上がりして収支が悪化。投資用マンションを売るべきか

投資用ワンルーム・1LDKの管理費や修繕積立金が値上がりし、毎月の収支が悪化したという方へ。値上がりの仕組み、売却判断への影響、売却前に確認すべき点を…

LINEで相談