登記所の地図データが誰でも無償で使えるようになりました
法務省が持つ「登記所備付地図」の電子データが、G空間情報センターというウェブサイトを通じて公開されています。最新版は令和8年2月時点の情報を反映したもので、2026年4月15日の13時から公開が始まりました。ログインすれば誰でも無償で利用できるため、土地の境界や区画の形を確認したい方にとって、選択肢が一つ増えたことになります。
何が変わったのか
公開されているのは、不動産登記法14条1項の地図と、地図に準ずる図面の電子データです。これまで法務局の窓口やオンライン申請で1枚ずつ取得していた図面のもとになるデータが、まとめて無償で手に入るようになりました。ログインは必要ですが、利用料はかかりません。データの形式は「地図XML」という加工できる形なので、そのまま開いても地図としては見えず、表示するにはソフトウェアによる変換が必要です。更新は年1回程度の予定で、次回は2027年春頃とされています。
首都圏の住まいへの影響
東京・埼玉・神奈川・千葉で土地や戸建てをお持ちの方にとって、自分の土地がどんな形で登記されているかを、費用をかけずに確認する入口ができました。相続した土地の場所や区画がはっきりしない、隣との境がどうなっているか事前に見ておきたい、といった場面で参考になります。ただし、公開されているのは令和8年2月時点の情報を反映したものです。その後に分筆や合筆、地図の修正があった土地では、現在の登記の内容と一致しない場合があります。売却や相続の手続きなど、正確さが求められる場面では、法務局で最新の証明書を取得するのが確実です。
いつ・何を確認すればいいか
- 最新版は2026年4月15日13時から公開されています。次回更新は2027年春頃の予定なので、急がない確認であれば更新後のデータを待つ選択もあります
- データは加工可能な地図XML形式です。そのままでは地図として表示されないため、変換できるソフトウェアが手元にあるかを先に確かめてください
- 公開データはあくまで参考です。売買・相続・境界の話し合いなど手続きに使う場合は、法務局で正式な図面や証明書を取得してください
- 対象範囲や利用条件、公開状況の最新情報は、法務省のページ(https://www.moj.go.jp/MINJI/minji05_00494.html)でご確認ください
よくある質問
Q. 費用はかかりますか。 A. かかりません。G空間情報センターにログインすれば、誰でも無償で利用できます。
Q. ダウンロードすれば、すぐに地図として見られますか。 A. すぐには見られません。データは加工できる地図XMLという形式のため、表示するにはソフトウェアによる変換が必要です。
Q. このデータを、境界の話し合いや売却手続きの根拠として使えますか。 A. 公開データは令和8年2月時点の情報を反映したもので、その後の変更が反映されていない可能性があります。手続きの根拠として使う場合は法務局で正式な図面を取得し、境界や登記の判断については土地家屋調査士・司法書士などの専門家にご相談ください。税金に関わる点は税理士にご確認ください。